健康に良い飲み物

目覚めに一杯の水

朝、目覚めて最初に行うべきことは何でしょうか?
顔を洗うことでしょうか?
朝食を摂ることでしょうか?
いいえ。
朝、目覚めて一番に行うべきことは“コップ1杯の水を飲むこと”です。

人間は夜眠っている間に多くの汗をかきます。
真夏の暑い日ではなくても、毎晩300mlほどの汗をかいているのです。
日中に活動をしている時は何度か水分をとる機会がありますが、眠りについている時間は一切水分をとらない状態が続きます。
眠りの深い人でしたら、10時間くらいも水分をとらない状態が続くのです。
ですから、朝起きてすぐの人間の体は軽い脱水状態にあり、水分をとても必要としています。

体内に水分が少ない状態になると、血液中に含まれる成分の濃度が高くなり、血液がドロドロの状態になります。
ドロドロの血液のまま朝を迎え、水分をとらない状態が続くと、脳の中の血管が詰まって“脳梗塞”などの病気を発症することもあります。
実際に、脳梗塞の症状は朝起きてから数時間後に発症することが多いと言われているのです。
脳梗塞は処置をするのが遅れると、死に至る可能性のある恐ろしい病気です。
このような症状を防ぐためにも目覚めに水を飲むことが大切になってくるのです。

また、目覚めてすぐに水分をとることで胃や腸の活動を活発化し、朝の排便をスムーズにすることもできます。
人間の体には“交感神経”と“副交感神経”という2つの自律神経があります。
副交感神経には鎮静作用があり、夜眠っている時に働きます。
一方、交感神経は朝目覚めると同時に、体を活動させるために働き始めます。
副交感神経には、胃腸の働きを活発化させる作用があるので、朝目覚めて交感神経が働き始めると胃腸の働きが抑制されます。

そこで1杯の水を飲むことで、胃を刺激して一時的に副交感神経を働かせ、胃腸が活発に働ける状態をつくります。
そして、胃に水が送り込まれることで腸の蠕動運動が活発になり、排便がスムーズに行われるようになるのです。
便秘に悩まされている人は、朝目覚めてすぐに水分をとるように心がければ改善される可能性があるのです。

このように、朝目覚めて最初に水を飲むことは、一日の活動をスムーズに始めるためにとても重要な働きをしています。
目覚めの1杯を飲むことで、脳を刺激して頭をすっきりとさせることができますし、健康な状態で一日をスタートさせることができるのです。