健康に良い飲み物

スポーツ初心者と中硬水

人間は汗や排便、排尿、呼吸などから、1日約2500mlもの水分を排出しています。
そして、代謝活動を行うことで摂取できる水分量を抜かした、1000ml~1500mlほどの水分を1日に摂取する必要があると言われています。
日常生活を送る中で排出される水分以外に、スポーツで体を動かすことで、1000ml~2000mlもの水分を失うことがあります。
これは、体全体の約6~10%の水分を一気に失うことを意味しています。
通常、人間は体内の4~5%の水分を失うと脱水症状を起こします。
さらに10%を超えると平衡感覚が失われて失神を起こし、入院するほどの深刻な状態になるのです。

しかし、実際はスポーツ時に必要な水分量の半分も摂取できていないのが現状のようです。
スポーツ時には普段よりも多くの水分を一気に失うことになりますので、いつも以上に水分の補給が重要になってきます
だからと言って一度に大量の水分を補給しても、一定時間に体が吸収できる水分量が決まっているため、効率良く水分を活用することができませんし、吸収されない水分が
胃にたまって栄養分の消化・吸収を妨げる可能性もあります。
つまり、効率よく水分をとるためには、こまめに水分補給することが大切になってくるのです。

まず、スポーツ前に一度水分を補給しておきます。
スポーツ中には15分~30分おきに少量の水をこまめに飲み、スポーツが終わった後にも水分を補給すると良いでしょう。
また、スポーツ時には汗と一緒に体内のミネラル分も多く失われるため、水分と十分なミネラル補給が必要になります。
運動中に起こる足のけいれんは、ミネラル分の上足が原因で起こると言われています。

水分とミネラル分を効率良く摂取する方法のひとつが“硬水”を飲むことです。
硬水には、ミネラル分が豊富に含まれているため、スポーツ時の水分補給に適していると言われています。
しかし、日本人は硬水の水を飲み慣れていないため、急に水を硬水に切り替えて飲んでしまうと、ミネラル分を多く摂り過ぎてお腹を壊す可能性があります。
特に普段からお腹の弱い人や、運動量のそれほど多くない人は硬水ではなく、ミネラル分が硬水と軟水の中間程度含まれている“中硬水”を摂取すると良いでしょう。

中硬水とは、日本の基準で硬度101mg/L~300mg/L未満の水のことを言います。
スポーツ中は多くの水分とミネラル分が失われますが、運動量によっても失われるミネラル分の量に違いがありますので、スポーツ初心者や運動量のそれほど多くないスポーツの人は硬水ではなく中硬水の水でミネラル分を補給すると良いでしょう。