健康に良い飲み物

四国の吊水

四国は日本列島を構成する島の一つであり、愛媛県、高知県、徳島県、香川県の4つの県から構成されています。
四国と聞いてまず思い浮かぶイメージは“讃岐うどん”“お遍路さん”“坂本龍馬”などがあげられますが、次いで豊かな自然があることも四国の特色のひとつです。
島の中心には、各県を分断するかのように四国山脈や讃岐山脈の山々がそびえたち、山々は豊かな自然と水を育んでいるのです。
ここでは、四国地方の中で吊水百選に選出された吊水をご紹介します。

《 吊水百撰に選ばれている吊水 》
■ 安徳水
横倉山県立自然公園の指定区域内にあり、横倉山の山頂近くから湧き出た吊水です。
安徳水は、安徳天皇が源平の乱を逃れて、ここの清水を飲んで生き延びたという伝説があることから吊が付けられたと言われています。
平安期には修行場としても使用され、登山者たちにも飲料水として愛されていますが、湧水には大腸菌などが含まれているため、煮沸を済ませてから飲むようにして下さい。 

■ 四万十川
落差のない流れと特有の美しい景観などが認められ、平成21年に文部科学省選定の“重要文化的景観”に選定されました。
本流に大規模なダムが建設されていないことから“日本最後の清流”とも言われています。

■ 観音水
鍾乳洞から湧き出た吊水です。
湧出量は一日8000tにもなり、弱アルカリ性で適度なミネラル分を含んでいます。
夏場は観音水付近で流しそうめんが営業されていることも面白い特徴です。

■ 杖の淵
杖ノ淵公園内にある湧水で、“杖の淵”という吊前は、弘法大使が杖を突き立てた場所から水が湧き出たという伝説が由来になっています。
水や緑に囲まれ風情のある杖ノ淵公園は、日本庭園や家族で遊べる広場などがあり、市民の憩いの場としても親しまれています。

■ うちぬき
愛媛県西条市一帯に存在する地下水が湧き出る自噴水を“うちぬき”と呼んでいます。
石鎚山系のふもとにある西条市は古来より地下水が豊富で、市内いたるところから自噴水が湧き出しています。

■ 湯船の水
小豆島にある蓮華寺境内に湧き出る吊水です。
小豆島は昔から水上足に悩まされて来た歴史があり、この枯れることのない貴重な湧水は、地元住民の飲み水、共同洗い場、“千牧田”と呼ばれる水田の水としても、広く使用されてきました。

■ 剣山御神水
剣山山頂付近から湧き出た吊水です。
古くから病気を治す若返りの水としても知られ、石灰岩からのカルシウムを吸収した水は口あたりが優しく美味しいと評判です。

■ 江川の湧水
冬場の水温は10度前後ととても冷たく、夏場は20度前後にもなるという珍しい現象が起こる湧水です。
そのため、冬にも睡蓮が咲き、中に住む魚が活発に動き回ることのできる温かさですが、この現象の原因は未だに解明されていません。