健康に良い飲み物

便通を促す硬水のミネラル

便秘は特に女性に多く現れる症状で、深刻な悩みのひとつです。
便秘が数日続くとお腹が張ってパンパンになりますし、吹き出物やニキビができてお肌の調子も悪くなります。
便秘の原因には、運動上足、食物繊維の上足、水分上足、生活習慣の乱れ、ストレスなどの多くの原因が考えられますが、その中でも水分の上足が大きな原因と考える人も多くいます。
便通を良くするために、水を多く飲むことが良いのは一般的に知られていますが、摂取する水の種類にこだわる事でより効率良く便秘を解消できる可能性があるのです。

ミネラルウォーターに軟水と硬水の2つの種類があることは『軟水と硬水は何が違うの?』でもお話をしましたが、その2つの中で硬水の水を飲むことが、より便秘解消に特に効果があると言われています。

硬水にはカルシウムやマグネシウム、サルフェートと言ったミネラル成分が多く含まれています。
マグネシウムは便秘薬(下剤)にも多く使われている成分です。
摂取された半分の成分は体内に吸収され、残りの半分は腸におくられます。
腸におくられたマグネシウムは浸透圧で腸の水分を排出させて便を柔らかくするため、排便をしやすくする効果があるのです。
また、サルフェートには、利尿作用や便通を高める効果があり、体内の老廃物を排出して新陳代謝を高める働きがあると言われています。

しかし、日本の生活用水のほとんどは軟水なので、日本人の体は硬水を飲むことにあまり慣れていません。
ヨーロッパ旅行に行った人の中に、現地の水を飲んで下痢をする人が多い話をよく耳にしますが、それは、日本よりも硬度の高い硬水を飲んで腸の蠕動運動が活発になり過ぎたために起こるのです。

便秘解消に効果的だからと言って、いきなり飲み水を硬水に切り替えることは逆に下痢になる可能性があるのであまりお勧めできません。
硬水に切り替える時は、硬度のあまり高すぎない硬水から徐々に始めて、様子を見ながらお腹をならしていくようにしましょう。
また、硬水は腎臓に負担をかけやすいので、腎臓の弱い人が硬水を飲む場合は、十分に注意をする必要があります。

硬水に限らずに冷たい水を飲むことは、腸を刺激して蠕動運動を活発化させてくれるので便秘解消にはとても効果的です。
便秘に悩まされている方は、自分の体質を考えながら自分に合った水を飲むように心がけましょう。